【NURO】を5年使って満足できたこと。

こんにちはHaruoです。

振り返れば昨年(2020年)は、コロナパニックにより在宅を余儀なくされ、仕事も学校もリモートで行うことがほぼ必然となるくらい世の中は変えられてしまいました。

さらに、2020年はPCやその周辺機器も需要が急増し、PC機種の選定や自宅にインターネット回線を引く(または乗換える)と行った相談を非常に多く受けた年でも有りました。

ネット回線の相談内容で割と多かったのが、

  • 家の固定回線はフレッツ光なのになんで遅いの?
  • リモートワークが始まってから急に速度が遅くなった。
  • うちのマンションはフレッツ光しか選べない。

などなど。

そんな相談を受けた時に、集合住宅の方であればNUROをおすすめしています。

そこで今回はNURO導入のメリットと注意点についてご説明します。

今回はネット回線の選択に悩んでいるビギナーの方向けの方への内容になります。
そのため、あまり複雑な内容ではなく、説明を簡略化している部分もありますので、予めご了承下さい。

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フレッツ光はなぜ遅いのか?

  • ユーザーが多すぎる
  • 分岐数が多い
  • 利用者側で出来る対応を行っていない
  • 居住している構内配線の種類を知らない

ユーザー数が多すぎる

NTTの光回線(フレッツ光およびコラボ光)は、2019年9月末の東西合計の契約数が2,141.6万件となった。FTTH市場におけるNTTのシェアは合わせて66.1%

家庭向けの光回線で60%以上がフレッツ光回線を使用しているとのことです。

もちろんNTTも需要に耐えうるだけのインフラ整備を進めていますが、すでに数年前からトラフィックが逼迫しつつあるのが現状です。

ちなみにコラボ光(光コラボ)とは、プロバイダがNTTからフレッツ光回線をまとめて購入し、回線とプロバイダサービスを一括で提供しているものです。例えばこんな感じです。

GMO とくとくBB ドコモ光
So-net光 プラス
Rakuten 光

これらはすべて元をたどるとフレッツ光回線です。

フレッツ光回線は利用者増加に比例して回線が遅くなってしまっているのが現状です。

緊急事態宣言後、みんなが一斉にテレワークを開始して、「光なのに遅い」や「スマホLTE回線の方がビデオ会議できた」とHaruoに言って来たユーザーがほぼ、フレッツ光(コラボ含む)のユーザーでした。

分岐が多い

NTT系の光回線は局舎から出た1Gbps(最大1.25Gbps)が最大32分岐されており、そのほとんどが使用されていると言われています。

理論上1Gbps出せるのですが、単純に32等分すると1回線につき、約30-40Mbps程度になってしまいます。

つまり上述したコラボ光(光コラボ)とも回線を共有しているので、自宅の周辺でフレッツ光系の回線を使用しているユーザー同士で回線渋滞が起こります。

一方NUROでは、最大2.5Gbpsを32分岐で利用されており、且つNTT光回線に比べるとユーザー数がまだ少ないため、ハイスピード通信が可能となっています。

今後、ユーザー数が劇的に増えればフレッツ光と同じ状態になる可能性も否定できないですが、回線の太さや、フレッツ光の現在のシェアを考慮するとまだまだ先にになると思われます。

利用者側で出来る対応を行っていない

プロバイダやお使いのルーターの対応状況にもよりますが、対応しているならIPv6接続設定をまず行うことです。

結論から言うと、IPv6(IPoE)設定を行うことで通信速度が速くなります。

理由は以下の2つの点です。

  • 通信のボトルネック(通信低下の原因)となるIPOを通らない。
    POI(ISP相互接続点)という、通過点を通らなく良い分速度UPできます。
  • IPv4に比べユーザーがまだ少ないため、回線混雑が比較的少ない。

フレッツ光回線をご利用の方で、まだ設定を行っていない方は、是非見直してみて下さい。

現在IPv6で接続状況は、こちらのページで確認してみて下さい。

居住している構内配線の種類を知らない

主に集合住宅向けの回線は専有型(光配線方式)とシェアード型(LAN配線方式、VDSL方式)に別れます。

専有型(光配線方式)

1戸に1本の光回線が専有出来る。

光コンセントと言われる、光ケーブル差込口付きの電源コンセントが室内に来ている場合、ほぼ専有型(光配線方式)であると言えます。

フレッツ光ユーザーはここからONUに光ケーブルを接続していると思います。

光配線方式でもスピードが出ない場合は、周囲にフレッツ光ユーザーが多いためと推測されます。

LAN方式

集合住宅に引き込んだ光回線をLANケーブルで各戸に分岐接続(シェア)します。

VDSL方式

集合住宅に引き込んだ光回線を一般電話回線で各戸に分岐接続(シェア)します。

最終的に自分の戸内にどのような回線が来ているの確実に調べるには、大家さんまたは管理(人)組合に問い合わせる必要があります。

NUROの導入(メリットと注意点)

参考までにHaruoが実際使っているNURO回線で、スピードチェックを行ってみました。
※リロードボタンを押し、3回行っています。

参考までに東京23区内の400戸程度のマンションですが、日中夜間帯でも600Mbpsを下回ることは、ほとんどない印象です。尚、契約は『NURO 光 for マンション』です。

この数字を見て、固定回線のスピードで悩んでいる方には非常に魅力的な速度だと思います。

ただ魅力的な一方でNUROの契約に関して必ず注意してもらいたい点もあります。

ここからは、マンション向けのNURO導入についてメリットと注意点をご説明します。

2つのマンション向けプラン

通常プラン(G2/G2 V)NURO 光 for マンション
条件NURO 設備が未導入のアパート・マンションNUROの設備が導入済みのマンション 
速度下り最大 2 Gbps / 上り最大 1 Gbps← 同じ
承諾自身で建物のオーナー様に承諾を得る必要がある代理店にて、建物のオーナー様や管理組合などの承諾を得る
月額料金 (税込み)5,217円
2,090~2,750円
(加入者人数により決まる)
その他1人でも契約可
キャッシュバックキャンペーンが旺盛
NURO 光 の設備がない場合は管理組合等に交渉が必要

通常プランははNURO 光 の設備が導入されていない場合でも申し込みを行うことが出来ます。

NURO 光 for マンション はマンション内にすでにNURO 光の設備が導入されていることが前提です。
また後ほど説明する、Hands-up(ハンズアップ)メンバーが4名以上維持出来ている必要があります。

NURO 光 を検討する場合は、まずマンションに「NUROが導入されているかいないか」を確認し、どちらのタイプで契約できるのかを確認します。

通常プラン(G2/G2 V)の提供状況を確認

NURO 光 for マンションの提供状況を確認
ページ移動後、「お住まいが導入済みかどうかのご確認はこちら」をクリック。

料金はレンタルルーター込の料金となります。またルーターは無線アクセスポイントの機能も内蔵しているので、PCやスマホでWi-Fi接続が可能です。

Hands-upについて

『NURO 光 for マンション』は契約時に、Hands-upに加入ることが条件になります。

Hands-up とは、ご利用のマンション内に NURO 光 for マンション +4 の回線設備の導入判定が完了する時点で設立される、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社に設備導入工事費(共用部分の工事費)、および設備維持管理費を支払うための任意団体です。
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社はご利用のマンションへの光回線の設備導入工事を行います。Hands-up の会費は、Hands-up の運営費、設備導入工事費、および設備維持管理費に充当されます。

このHands-upの費用は月々の引き落としに含まれ、会員数に応じて料金が段階的に変わります。
なお、NURO 光 解約と同時にHands-upからは自動解約になります。

Hands-upについてはあまり気にする必要は無いです。

利用明細はこんな感じです。

『NURO 光 for マンション』は価格も非常に安く抑えられるため、NUROの設備がマンションに未導入の場合は、検索エンジンで【NURO 代理店】等で検索し、代理店からマンション管理組合等へ働きかけてもらう事をおすすめします。

すでにフレッツ光やau光が導入されているマンションでもOKですよ。

Haruoの場合はまさにその手順で行い、代理店から嘆願書のフォーマットをもらい、管理組合へ提出しました。

その後、代理店からマンション内で説明会やチラシ販促が行われ、4名以上のHands-up会員が集まり『NURO 光 for マンション』が導入されました。 代理店へコンタクトしてから4ヶ月程度かかりました。

今では400世帯程度のマンションでHands-up会員数を113人確認することが出来ますが、上記スピードチェックの通り、速度低下を感じたことは有りません。

まとめ

「ネットはスマホで十分」と言った方も、コロナ禍によってお仕事やオンライン授業等の需要増加で、固定回線の重要性を感じたのでは無いでしょうか。

また光回線を選ぶ際も、パフォーマンス(速度)やコストをご自身の環境にあわせて比較してみてはいかがでしょうか。

Haruoの場合は「NURO 光 for マンション」と「Rakuten Unlimited V(1年無料)」をあわせて使用しているため、2020年の月々の通信費は、(固定回線+スマホ)で3,000円以下に抑えることができました。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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